HPは、事業のレジリエンス(強靭性)向上を目指し、長年にわたり気候変動対策に取り組んできました。当社は、2019年以降、総炭素排出量(カーボンフットプリント)を28%以上削減してきたことを誇りに思っています。

2008年、HPは、グローバルIT企業として初めて、サプライチェーン全体を含む全世界のバリューチェーンにおけるカーボンフットプリントを公表しました。現在もなお、自社の環境負荷に関する広範な情報開示を継続しています。

当社は、事業活動に伴う排出量、製品の製造・流通、および世界中の何百万ものお客様による製品使用に伴う排出量を含め、環境負荷を継続的に測定・管理しています。

HP製品およびソリューションの製造、配送、使用は、当社全体のカーボンフットプリントの大部分を占めています。そのため、ライフサイクルアセスメント(LCA)を活用し、環境負荷低減の機会を特定するとともに、循環型設計(サーキュラーデザイン)、資源効率の向上、さらにはサプライヤーとの協業に反映しています。

また、AIの活用が拡大する中で、デバイスのエネルギー効率向上、再生可能エネルギーの利用拡大、および循環型経済(サーキュラリティ)の推進は、より強靭な事業運営を実現するためのカーボンフットプリント管理において、ますます重要な要素になると考えています。

当社の気候戦略の中核をなすのが、科学的根拠に基づく目標(Science-Based Targets)に基づいたネットゼロ達成への取り組みです。科学的根拠に基づく目標は、温室効果ガス排出削減活動の方向性を定める重要な枠組みであり、気候科学と整合した形で、実効性および測定可能性のある成果を実現するための指針となります。

2024年には、Science Based Targets initiative(SBTi)から長期目標の認証を取得しました。これは、既に認証済みである短期目標およびネットゼロ目標に続くものであり、当社の気候変動対策へのコミットメントと、地球温暖化を1.5℃以内に抑制することへの強い意志を改めて示すものです。

当社の主な気候関連目標は以下のとおりです。

  • 短期目標(Near-term Target) 2019年度を基準年として、2030年度までにScope 1、Scope 2、およびScope 3の温室効果ガス排出量を絶対量ベースで50%削減する。

  • 長期目標(Long-term Target) 2019年度比で、2040年度までにScope 1、Scope 2、およびScope 3の温室効果ガス排出量を90%削減し、2040年度までにバリューチェーン全体でネットゼロ排出を達成する。

当社は現在の排出削減実績および進捗状況を踏まえながら、2030年までの短期目標達成に向けて着実に取り組みを推進しています。

詳細については、2025 HP Sustainability Progress Report をご参照ください。

レポート閲覧先:www.hp.com/go/report