HPの事業活動における水使用量は、建物運営、緑地管理、および製造工程で使用する高純度水の製造に由来しています。
2025年におけるHPの事業活動での取水量(Water Withdrawal)¹²は203万m³で、2024年比で10%減少しました。このうち、水ストレスが高いまたは極めて高い地域³における取水量は29万m³であり、前年から9%減少しました。また、売上高100万米ドル当たりの取水原単位は、2024年比で13%改善しました。
HPは、事業活動全体の取水量の85%を占める上水(Potable Water)の使用削減に重点的に取り組んでいます。2025年には、2015年比で上水取水量を46%削減しました。また、高リスク拠点に重点を置いた「2025年までに上水取水量を35%削減する」という目標⁴を、4年連続で上回る成果を達成しました。
2025年には、世界全体で301,000m³の水を再利用・再生利用しました⁵。これは総取水量の15%に相当し、緑地散水、建物内給排水設備、および製造工程用水として利用されています。さらに、2,000m³の雨水を回収し、冷却塔用水として活用しました。
HPは、水リスク評価のために世界資源研究所(World Resources Institute: WRI)のAqueduct Water Risk Atlasを使用し、水ストレス地域における取水削減の優先順位付けを行っています。2025年には179施設を対象に評価を実施し、そのうち75施設(報告対象施設の43%)が高または極めて高い水ストレス地域に位置していることが確認されました。これらの施設での取水量は、HP全体の事業活動における総取水量の14%を占めています。
詳細については、2025 HP Sustainability Progress Reportの「Transform HP’s Value Chain」セクションをご参照ください。
¹ HPは、米国地質調査所(USGS)の定義に基づき、水消費量を「蒸発、蒸散、または製品への組み込みなどにより、水環境から恒久的に除去された水」と定義しています。
² HP事業活動における直接的な水消費データは、施設メーターの測定値、公共料金請求書、またはHP独自の原単位係数を用いた推計値に基づいています。推計値は、各地域および施設稼働状況に応じた水使用原単位(リットル/平方フィート)の社内分析に基づいて算出されています。2025年の計算には2024年の原単位係数を使用しました。
³ 水ストレスとは、人間および生態系の水需要を満たす能力、またはその不足を指します。水の利用可能性、水質、アクセス性などが含まれます。HPはWRI Aqueductツールを用いて水ストレスを評価しています。
⁴ HPの目標は、高リスク拠点に重点を置きながら、2025年までに2015年比でグローバル事業活動における上水取水量を35%削減することです。
⁵ 現在、再利用水源としては、シンガポールにおけるNEWater(製造工程、緑地散水、および雑用水に利用される超高度処理再生水)のみが含まれています。