エネルギー使用は、HPの事業活動に伴う排出量の主な要因です。この影響を低減するため、HPは世界各地の事業拠点および施設において、エネルギー効率向上の機会を特定し、継続的に投資を行っています。
2025年におけるHPのグローバル事業活動でのエネルギー使用量は667,500MWhとなり、2024年比で2%減少しました。この削減は、エネルギー保全プロジェクトの実施およびアメリカ地域、アジア太平洋・日本地域、欧州・中東・アフリカ地域における天然ガス使用量の削減によるものです。また、エネルギー原単位¹は2024年と比較して5%改善しました。
2025年には、事業活動におけるエネルギー効率向上プログラムを通じて25件の省エネルギープロジェクトを実施しました。これらのプロジェクトにより、年間約7,880MWhのエネルギー消費削減が見込まれています。主な取り組みは以下のとおりです。
・米国オレゴン州コーバリス 故障した冷却機(チラー)を高効率インバータ制御チラーに更新し、年間約150万kWhの電力削減を見込んでいます。これは拠点年間消費電力の約1.2%に相当します。
・米国テキサス州ソコロ 倉庫内の従来型メタルハライド照明を、人感センサーおよび採光制御機能を備えたLED照明へ更新しました。このプロジェクトにより照度を向上させながら、年間約140万kWhの電力削減が見込まれており、拠点年間電力消費量の約58%に相当します。
・韓国 京畿道 城南市 継続的な生産需要への対応と効率向上のため、インバータ式エアコンプレッサーへ更新し、年間876MWhのエネルギー削減を見込んでいます。
2025年には、313,300MWhの再生可能電力を調達または発電しました。その結果、再生可能エネルギーはHPの世界全体の電力消費量の66%を占め、2024年の62%から増加しました。また、米国における事業活動では引き続き再生可能電力100%を達成しています。²
2024年には、これらの取り組みの成果により、HPは「Green Power Partnership Top 30 Tech & Telecom」に選出されました(当時利用可能な最新データに基づく)。
2025年における再生可能電力の調達・供給内訳は以下のとおりです。
・再生可能エネルギー証書(REC)、Guarantees of Origin(GO)、International REC(I-REC):91%
・グリーン電力契約:5%
・オンサイト発電およびオンサイト電力購入契約(PPA):4%
詳細については、2025 HP Sustainability Progress Reportの「Transform HP’s Value Chain」セクションをご参照ください。
¹ エネルギー原単位とは、HPの事業活動において、HPの売上高で表される経済活動単位を生み出すために使用したエネルギー量を指します。
² HPは、カナダおよび米国ではREC(Renewable Energy Certificates)、欧州の大部分ではGO(Guarantees of Origin)、アジアの大部分およびRECまたはGOの適用がない国・地域ではI-REC(International Renewable Energy Certificates)を活用しています。